四字熟語のおぼえ方と意味で仲間分けする方法

四字熟語のおぼえ方と意味で仲間分けする方法の記事を表すモノクロ漫画風イラスト

小学生でおぼえやすい四字熟語を、数字・自然・気持ちの3つのグループでやさしく整理します。「一石二鳥」「春夏秋冬」「以心伝心」など、覚えやすい仲間分けで意味と使い方を確かめられます。

目次

8項目
  1. 結論:数字・自然や動物・気持ちで仲間分けし、好きな三つから覚える
  2. 四字熟語ってどんな言葉
  3. 数字が入った四字熟語
  4. 自然や動物の四字熟語
  5. 気持ちや態度の四字熟語
  6. 自分の好きな四字熟語を選んでみる
  7. 意味と使い方で覚える四字熟語
  8. 四字熟語のよくある疑問

四よ字じ熟語じゅくごとは、漢字かんじ四よん文字もじでひとまとまりの意味いみを作つくる、決きまった形かたちの言葉ことばのことです。「一石二鳥いっせきにちょう(いっせきにちょう)」のように、ひらがなにしないで、漢字かんじ四よっつの形かたちでつかわれます。

一ひとつの石いしで二に羽わの鳥とりをつかまえる、というたとえから、一ひとつのことで二ふたつのよい結果けっかが出でること、という意味いみになります。じっさいにそんなことができるわけではないのに、絵えがうかんで意味いみもわかる、という不思議ふしぎな力ちからを持もっているのが、四よ字じ熟語じゅくごのおもしろさです。

むかしの中国ちゅうごくや日本にほんのはなしから生うまれたものが多おおく、みじかい中なかに大おおきな意味いみがつまっています。一ひとつおぼえると、作文さくぶんやスピーチでかっこよくつかえるので、小学生しょうがくせいにも人気にんきのあることばのなかまです。

結論けつろん:数字すうじ・自然しぜんや動物どうぶつ・気持きもちで仲間なかま分わけし、好すきな三みっつから覚おぼえる

  • 四よ字じ熟語じゅくごは漢字かんじ四よっつでひとまとまりの意味いみを作つくる、決きまった形かたちの言葉ことばです。形かたちをくずさずに使つかいます。
  • 「一石二鳥いっせきにちょう」なら石いし一ひとつで鳥とりを二に羽わつかまえるように、中なかにかくれた小ちいさな物語ものがたりといっしょに覚おぼえます。
  • 好すきな四よ字じ熟語じゅくごを三みっつえらび、意味いみを自分じぶんの言葉ことばで書かいて、生活せいかつに当あてはまる場面ばめんを書かきそえます。
  • 作文さくぶんに入いれるのは一いっこか二にこが目安めやすで、文章ぶんしょうがみじかくまとまり、読よむ人ひとにきりっとしたいんしょうをあたえます。

四よ字じ熟語じゅくごってどんな言葉ことば

四よ字じ熟語じゅくごは、漢字かんじ四よっつで意味いみを作つくる、決きまった形かたちの言葉ことばです。「一石二鳥いっせきにちょう」「四苦八苦しくはっく」のように、ひらがなにしないで、漢字かんじ四よっつでまとまった言葉ことばになっているのがふつうです。ことわざよりみじかく、慣用かんよう句くより整ととのった形かたちをしているのがとくちょうです。

四よ字じ熟語じゅくごのおもしろいところは、中なかに小ちいさなものがたりがかくれていることです。「一石二鳥いっせきにちょう」なら、石いしを一ひとつ投なげて鳥とりを二に羽わつかまえる、という小ちいさな場面ばめんが見みえます。「七転八起しちてんはっき」なら、七なな回かいころんで八はち回かい起き上おきあがる、というしゅんかんの動うごきが目めにうかびます。物語ものがたりといっしょに覚おぼえると、意味いみが頭あたまにのこりやすくなります。

四よ字じ熟語じゅくごを知しっていると、長ながくなりがちな文章ぶんしょうを短みじかくまとめる手助てだすけになります。「いっしょうけんめいがんばってもうまくいかなかった」と長ながく書かくかわりに、「四苦八苦しくはっくした」と一言ひとことで言いえる、というぐあいです。

スピーチや作文さくぶんの中なかに一ひとつでも入いれると、文章ぶんしょうがきりっと引ひきしまります。それぞれの四よ字じ熟語じゅくごには、ちゃんと決きまった意味いみがあるので、形かたちをくずさずに正ただしい場面ばめんで使つかうことがたいせつです。

数字すうじが入はいった四よ字じ熟語じゅくご

まずは、数字すうじが入はいった四よ字じ熟語じゅくごです。数字すうじがあると、リズムよく声こえに出だせるので、おぼえやすい仲間なかまです。一いち・二に・三さん・四よん・七なな・八はち・十じゅうなどが、よく使つかわれます。

四よ字じ熟語じゅくご

読み方よみかた

意味いみ

一石二鳥いっせきにちょう

いっせきにちょう

一ひとつのことで二ふたつの良よい結果けっかが出でること

七転八起しちてんはっき

しちてんはっき

何なん度どしっぱいしても、立ち上たちあがること

四苦八苦しくはっく

しくはっく

たいへんなくるしみのこと

十人十色じゅうにんといろ

じゅうにんといろ

十じゅう人にんいれば十じゅっとおりの考え方かんがえかたがあること

一日千秋いちじつせんしゅう

いちじつせんしゅう

一いち日にちが千せん年ねんに思おもえるほど待ち遠まちどおしいこと

「一石二鳥いっせきにちょう」は、一ひとつのことで二ふたつの得とくがあるという意味いみです。学校がっこうまで歩あるいて行いけば、体からだをきたえられて、まちのけしきも楽たのしめる、というふうにつかいます。「七転八起しちてんはっき」は、ことわざの「七転び八起ななころびやおき」と同おなじ意味いみの四よん文字もじバージョンです。漢字かんじで書かくと、なんども立ち上たちあがる強つよさがつたわります。

「十人十色じゅうにんといろ」は、人ひとそれぞれに考え方かんがえかたやすきなものがちがう、という意味いみです。クラスで好すきな本ほんの話はなしをしたとき、みんなの答こたえがばらばらだったら、「十人十色じゅうにんといろだね」と言いえます。

「一日千秋いちじつせんしゅう」は、楽たのしみにしていることがある日ひまで、一いち日にちがとても長ながく感かんじる気きもちを表あらわします。「一日千秋いちじつせんしゅうの思おもい」というふうに使つかうこともあります。

自然しぜんや動物どうぶつの四よ字じ熟語じゅくご

次つぎは、自然しぜんや動物どうぶつの言葉ことばが入はいった四よ字じ熟語じゅくごのグループです。花はな・鳥とり・風かぜ・月つきなど、目めに見みえるものや動物どうぶつが出でてくるので、絵えといっしょに思い出おもいだせます。

  • 弱肉強食じゃくにくきょうしょく(じゃくにくきょうしょく):弱よわいものが強つよいものに食たべられる。しぜん界かいのおきてを表あらわす言葉ことばです
  • 花鳥風月かちょうふうげつ(かちょうふうげつ):花はな・鳥とり・風かぜ・月つきという、しぜんの美うつくしさのこと
  • 百花繚乱ひゃっかりょうらん(ひゃっかりょうらん):たくさんの花はながいっぺんにさいてみだれること。すぐれた人ひとや作品さくひんがたくさん出でてくるようすにも使つかいます
  • 春夏秋冬しゅんかしゅうとう(しゅんかしゅうとう):一いち年ねんの四よっつのきせつのこと

「弱肉強食じゃくにくきょうしょく」は、しぜん界かいのおきてを表あらわすきびしい言葉ことばですが、社会しゃかいのようすをたとえるのにもよく使つかわれます。「花鳥風月かちょうふうげつ」は、しぜんの中なかの美うつくしいものを四よっつあつめた、きれいな言葉ことばです。

お正月しょうがつの書かきぞめで書かくこともあります。「百花繚乱ひゃっかりょうらん」は、ほんとうにたくさんの花はながいっぺんにさいたお花畑はなばたけのようすや、すばらしい絵えがたくさん集あつまったてんらん会かいのようすにも使つかえます。

自然しぜんや動物どうぶつの四よ字じ熟語じゅくごは、絵えにして覚おぼえると思い出おもいだしやすくなります。ノートに花はなを四よっつかいて「花鳥風月かちょうふうげつ」、春夏秋冬しゅんかしゅうとうの四よっつのきせつの絵えをかいて「春夏秋冬しゅんかしゅうとう」、というぐあいに、絵えといっしょに書かきとめてみてください。絵えがへたでも、自分じぶんでかいた絵えは、思い出おもいだすときの手てがかりになります。

気持きもちや態度たいどの四よ字じ熟語じゅくご

気持きもちや人ひとのたいどをあらわす四よ字じ熟語じゅくごもたくさんあります。自分じぶんの気きもちをみじかい言葉ことばでつたえたいときに、とてもべんりです。

四よ字じ熟語じゅくご

読み方よみかた

意味いみ

一喜一憂いっきいちゆう

いっきいちゆう

ようすがかわるたびに、よろこんだり心配しんぱいしたりすること

無我夢中むがむちゅう

むがむちゅう

自分じぶんのことをわすれるほど、一ひとつのことに集中しゅうちゅうすること

一致いっち団結だんけつ

いっちだんけつ

みんなで気きもちを一ひとつにして力ちからを合あわせること

以心伝心いしんでんしん

いしんでんしん

言葉ことばにしなくても、気きもちが相手あいてにつたわること

公明正大こうめいせいだい

こうめいせいだい

かくしごとがなく、正ただしいこと

「無我夢中むがむちゅう」は、本ほんやゲームに集中しゅうちゅうして時間じかんをわすれてしまうとき、ぴったりの言葉ことばです。「公園こうえんで無我夢中むがむちゅうになってあそんだ」のように使つかいます。「一喜一憂いっきいちゆう」は、テストの点数てんすうが出でるたびにうれしくなったり心配しんぱいになったりするようすを表あらわします。気きもちのうごきが大おおきすぎるとき、自分じぶんを落おちつかせる言葉ことばとしても使つかえます。

「一致いっち団結だんけつ」は、運動会うんどうかいのリレーや学がくげい会かいのときに、よく使つかわれます。みんなで気きもちを一ひとつにすることのたいせつさが、漢字かんじ四よっつの中なかに入はいっています。

「以心伝心いしんでんしん」は、家族かぞくや仲なかのよい友ともだちのように、おたがいのことをよくわかっている人ひとどうしで、言葉ことばなしで気きもちがつたわるようすを表あらわします。自分じぶんの身みのまわりに「以心伝心いしんでんしん」を感かんじる相手あいてがいるかどうか、考かんがえてみるのも楽たのしいです。

自分じぶんの好すきな四よ字じ熟語じゅくごを選えらんでみる

四よ字じ熟語じゅくごは、たくさんありますが、いっぺんにぜんぶ覚おぼえようとすると、かえって頭あたまがこんがらがってしまいます。おすすめの覚おぼえ方かたは、まず自分じぶんの好すきな四よ字じ熟語じゅくごを三みっつ選えらぶ、というやり方かたです。

  1. この記事きじや教科書きょうかしょから、気に入きにいった四よ字じ熟語じゅくごを三みっつえらぶ
  2. それぞれの意味いみを、自分じぶんの言葉ことばでみじかく書かく
  3. 一ひとつずつ、自分じぶんの生活せいかつに当あてはまる場面ばめんを思い出おもいだして書かきそえる
  4. 声こえに出だして三みっつを読よみ、リズムでおぼえる
  5. おぼえたら、また三みっつ新あたらしいものを選えらび足たしていく

一いち日にちに三みっつずつ選えらんでいけば、一週間いっしゅうかんで二に十じゅう一いっこ、ひと月つきで九きゅう十じゅっこ近ちかくの四よ字じ熟語じゅくごにふれられます。たいせつなのは、一ひとつ一ひとつの四よ字じ熟語じゅくごを「自分じぶんのもの」にしていくことです。意味いみだけおぼえても、使つかう場面ばめんが思おもいうかばないと、すぐにわすれてしまいます。自分じぶんの好すきな場面ばめんとむすびつけて覚おぼえると、思い出おもいだしやすくなります。

家族かぞくや友ともだちと、おたがいの好すきな四よ字じ熟語じゅくごをしょうかいし合あうのもおすすめです。「ぼくは無我夢中むがむちゅう、わたしは以心伝心いしんでんしん」というふうに、選えらんだ理由りゆうまでしゃべると、相手あいてのせいかくが見みえてきます。

スピーチや作文さくぶんでひとつ使つかうだけでも、文章ぶんしょうのいんしょうがかわります。慣用かんよう句くやことわざとあわせて学まなぶと、もっと言葉ことばの世界せかいが広ひろがります。くわしくは慣用かんよう句くのおぼえ方かた やことわざのおぼえ方かた を読よんでみてください。

意味いみと使い方つかいかたで覚おぼえる四よ字じ熟語じゅくご

作文さくぶんやスピーチでそのまま使つかえるように、身近みぢかな四よ字じ熟語じゅくごを、数字すうじ・自然しぜん動物どうぶつ・気持きもちのグループに分わけて一覧いちらんにしておきます。意味いみは、四よ字じ熟語じゅくごのじてんで調しらべられる基本きほんの意味いみにしぼり、作文さくぶんでの使用しよう例れいも小学生しょうがくせいの生活せいかつに近ちかい場面ばめんでまとめています。

四よ字じ熟語じゅくご

意味いみ

作文さくぶんでの使用しよう例れい

一石二鳥いっせきにちょう

一ひとつのことで二ふたつの良よい結果けっかが出でること

歩あるいて学校がっこうに行いくと、体からだがきたえられて、まちのけしきも楽たのしめるので一石二鳥いっせきにちょうだ

七転八起しちてんはっき

何なん度どしっぱいしても立ち上たちあがること

なわとびのれんしゅうは、七転八起しちてんはっきの気きもちでつづけた

四苦八苦しくはっく

たいへんなくるしみのこと

夏休なつやすみの自由じゆう研究けんきゅうのテーマえらびに、四苦八苦しくはっくした

十人十色じゅうにんといろ

人ひとによって考かんがえやすきなものがちがうこと

好すきな本ほんのはっぴょうでは、十人十色じゅうにんといろの答こたえが出でてきた

一日千秋いちじつせんしゅう

一いち日にちが長ながく感かんじられるほど待ち遠まちどおしいこと

遠足えんそくの前日ぜんじつは、一日千秋いちじつせんしゅうの思おもいで朝あさを待まった

花鳥風月かちょうふうげつ

自然しぜんの美うつくしさのこと

川原かわらを歩あるきながら、花鳥風月かちょうふうげつをゆっくりと楽たのしんだ

春夏秋冬しゅんかしゅうとう

一いち年ねんの四よっつのきせつのこと

春夏秋冬しゅんかしゅうとうの写真しゃしんをならべて、家族かぞくのアルバムを作つくった

一喜一憂いっきいちゆう

ようすがかわるたびによろこんだり心配しんぱいしたりすること

テストの点数てんすうに一喜一憂いっきいちゆうしないで、見直みなおしを大切たいせつにする

無我夢中むがむちゅう

自分じぶんのことをわすれるほど集中しゅうちゅうすること

読書どくしょの時間じかんに、無我夢中むがむちゅうで本ほんのつづきを読よんだ

一致いっち団結だんけつ

みんなで気きもちを一ひとつにすること

クラスで一致いっち団結だんけつして、運動会うんどうかいのリレーで優勝ゆうしょうした

以心伝心いしんでんしん

言葉ことばにしなくても気きもちがつたわること

親友しんゆうとは以心伝心いしんでんしんで、目めを見みるだけで気きもちがわかる

この一覧いちらんから自分じぶんの生活せいかつに合あうものを選えらんで、日記にっきや作文さくぶんに一ひとつだけ入いれてみるところから始はじめましょう。作文さくぶんに四よ字じ熟語じゅくごを一ひとつ入いれると、文章ぶんしょうが引ひきしまって見みえることがあります。慣用かんよう句くやことわざとくらべながら使つかうと、自分じぶんの言葉ことばのひきだしがどんどんふえていきます。

四よ字じ熟語じゅくごのよくある疑問ぎもん

四よ字じ熟語じゅくごと熟語じゅくごのちがいは。

熟語じゅくごは二に字じ以上いじょうの漢字かんじでできた言葉ことばぜんたいのよび方かたで、四よ字じ熟語じゅくごはそのうち四よん文字もじのものを指さします。

四よ字じ熟語じゅくごはぜんぶ中国ちゅうごくから来きたもの。

中国ちゅうごくの古ふるい本ほんから来きたものもあれば、日本にほんで生うまれたものもあります。両方りょうほうがあるのが四よ字じ熟語じゅくごの特とくちょうです。

意味いみが分わからない四よ字じ熟語じゅくごに出会であったときは。

国語こくごじてんや四よ字じ熟語じゅくごのじてんで意味いみを調しらべます。じてんの引ひき方かたは国語こくごじてんの引ひき方かた を参考さんこうにしてください。

作文さくぶんに四よ字じ熟語じゅくごを入いれるとよいことは。

文章ぶんしょうがみじかくまとまり、読よむ人ひとにきりっとしたいんしょうをあたえます。一ひとつの作文さくぶんに一いっこか二にこが目安めやすです。

四よ字じ熟語じゅくごは何なんこおぼえればよいの。

数かずをきめるより、自分じぶんの好すきなものから少すこしずつふやしていくのがおすすめです。