対義語の見つけ方と反対の意味を見つけるコツ

対義語の見つけ方と反対の意味を見つけるコツの記事を表すモノクロ漫画風イラスト

対義語の見つけ方を、大きい⇔小さい、上⇔下のような言葉のものさしでやさしく整理します。反対の言葉のしくみと、テストや作文で迷ったときに思い出すコツを身近な例で確かめられます。

目次

  1. 対義語って何
  2. 形を比べる言葉の対義語
  3. 動きを比べる言葉の対義語
  4. 気持ちを比べる言葉の対義語
  5. 文の中で対義語を使ってみる
  6. 対義語の意味を例文で見比べる
  7. よくある疑問

「『く』の反対はんたい意味いみは」とかれて、すぐにこたえられるでしょうか。「る」ときたいもしますが、「かえる」もそれらしくかんじる、というふうにまよってしまうかもしれません。じつは、どちらもまちがいではありません。言葉ことば反対はんたいは、いつもひとつにきまっているとはかぎらないのです。なに注目ちゅうもくするかによって、反対はんたい言葉ことばがかわることがあります。テストでつまずきやすいのは、この「見方みかたによってこたえがかわる」というところがおおいです。

反対はんたい意味いみ言葉ことばのことを「対義語たいぎご(たいぎご)」といます。「おおきい」と「ちいさい」、「あかるい」と「くらい」のように、ものさしのりょうはしにっている言葉ことばのことです。対義語たいぎご整理せいりしておくと、テストでこたえやすくなるだけでなく、作文さくぶんなか物事ものごとをくらべてちからもつきます。この記事きじでは、対義語たいぎごのしくみと、かたちうごき・気持きもちのみっつのグループにけたつけかたぶんなか使つかってみる練習れんしゅう方法ほうほうまでを、じゅん取り上とりあげていきます。

対義語たいぎごってなに

対義語たいぎごというのは、ふたつの言葉ことば反対はんたい意味いみになっているくみのことです。たとえば「おおきい」と「ちいさい」、「うえ」と「した」、「あかるい」と「くらい」のように、ものさしのりょうはしにっている言葉ことばのことをします。ひとつの言葉ことばだけでは、ようすやちがいがはっきりしないことがありますが、対義語たいぎご組み合くみあわせると、その意味いみがぐっとはっきりしてきます。

対義語たいぎごっていると、作文さくぶんなか物事ものごとをくらべてくことができるようになります。「あにはせがたかく、わたしはせがひくい」のように、ふたつの反対はんたい言葉ことばでくらべると、ようすがにうかぶようになります。テストでもよくるので、かたちうごき・気持きもちなど、グループにけて整理せいりしておくとべんりです。

対義語たいぎごなかには、「く」のように、見方みかたによって反対はんたい言葉ことばがいくつかあるものもあります。場所ばしょ方向ほうこうかんがえると「る」が反対はんたいってかえるというえんかんがえると「かえる」が反対はんたいです。どちらかがせいかいでどちらかがまちがい、というわけではなく、なに注目ちゅうもくしているかで反対はんたい言葉ことばがかわる、というのが対義語たいぎごのおもしろいところです。

かたちくらべる言葉ことば対義語たいぎご

まずは、かたちやようすをくらべる言葉ことば対義語たいぎごからていきましょう。かたちようことば(ようすをあらわ言葉ことば)には、ものさしのりょうはしをあらわ言葉ことばがたくさんあります。「おおきい」と「ちいさい」、「ひろい」と「せまい」のように、もののかたち場所ばしょひろさをくらべることができます。

言葉ことば

対義語たいぎご

どんなものさしか

おおきい

ちいさい

もののおおきさ

なが

みじかい

もののなが

たか

ひくい

たかさ

ひろ

せまい

場所ばしょひろ

おも

かるい

もののおも

あかるい

くら

ひかりつよ

あつい

うすい

もののあつ

これらの対義語たいぎごは、どちらかがただしくてどちらかがまちがいということはありません。おなじものでも、なんくらべるかでかわります。たとえば、自分じぶんのえんぴつはおとうとのえんぴつよりながいけれど、おとうさんのえんぴつよりみじかい、ということもあります。対義語たいぎごは、もののようすをくらべるためのものさしだとかんがえるとわかりやすいでしょう。

とうさんといっしょにいえなか見回みまわして、対義語たいぎごをさがすあそびもおすすめです。「テーブルはたかい、いすはひくい」「まどはあかるい、ろうかはくらい」「おとうさんのほんはあつい、ノートはうすい」のように、身の回みのまわりのものをくらべながら、ものさしのりょうはしの言葉ことばこえしてみます。あそびながら言葉ことばからだにしみこんでいきます。

うごきをくらべる言葉ことば対義語たいぎご

つぎは、うごきをあらわ言葉ことば対義語たいぎごです。動詞どうし(どうし)とばれるグループで、毎日まいにちのせいかつのなかなんもつかいます。うごきの対義語たいぎごは、きや方向ほうこう反対はんたいになることがおおいので、にしてみるとわかりやすいです。

  • く ⇔ きたる(自分じぶんからて、はなれていくかちかづいてくるか)
  • く ⇔ かえる(かけることともどることをくらべる)
  • がる ⇔ がる(うえにかうか、したにかうか)
  • はいる ⇔ る(なかかうか、そとにかうか)
  • ける ⇔ める(くちひらくか、とじるか)
  • う ⇔ る(おかねをはらうか、うけるか)
  • つ ⇔ ける(しょうぶの結果けっか

く」と「る」「かえる」のちがいも、こうやってにしてみるとはっきりします。「る」は相手あいてのほうから自分じぶんのいる場所ばしょちかづくこと、「かえる」はもといた場所ばしょにもどることです。「ぼくが学校がっこうく」といたときの反対はんたいは「ぼくが学校がっこうからかえる」、「ともだちがいえる」といたときの反対はんたいは「ともだちがいえからかえる」というように、ぶんなかでのきをかんがえると、どちらの対義語たいぎごうかがえてきます。

うごきの対義語たいぎごのおもしろいところは、くみになっていることがおおいことです。「ける」と「める」、「う」と「る」、「つ」と「ける」は、ふだんの会話かいわやニュースのなかでもよくくみてきます。ペアでおぼえておくと、片方かたほうてくると自然しぜんにもう片方かたほうおもいうかぶようになり、文章ぶんしょうむのもくのもらくになります。

気持きもちをくらべる言葉ことば対義語たいぎご

気持きもちをあらわ言葉ことばにも、対義語たいぎごがたくさんあります。「うれしい」と「かなしい」、「すき」と「きらい」のように、こころ方向ほうこう反対はんたいになっている言葉ことばたちです。気持きもちの対義語たいぎごは、作文さくぶん日記にっき自分じぶん気持きもちのうつりかわりをくときに、とても役に立やくにたちます。

言葉ことば

対義語たいぎご

どんな場面ばめんでつかうか

うれしい

かなしい

気持きもちのあかるさ

すき

きらい

こころのひかれかた

たのしい

つまらない

時間じかんのすごしかた

やさしい

きびしい

ひとへのあたりかた

とくい

にがて

自分じぶんちからしやすさ

しずか

にぎやか

おとやふんいき

あんしん

しんぱい

こころのおちつき

気持きもちの対義語たいぎごをつかうと、日記にっきでそののうごきを生き生いきいきとけます。「あさはあんしんしていたけれど、午後ごごからしんぱいになってきた」のように、ふたつの反対はんたい気持きもちをならべると、こころがうごいたようすがはっきりつたわります。気持きもちがひとつの言葉ことばだけでまらないように、対義語たいぎごをたくわえておくと、文章ぶんしょうのはばがひろがります。

ぶんなか対義語たいぎご使つかってみる

さいごに、対義語たいぎごぶんなかでじょうずに使つかうコツを紹介しょうかいします。ただ反対はんたい言葉ことばっているだけでなく、ぶんなかでならべてみると、ちがいがはっきりします。つぎのような練習れんしゅうをしてみてください。

  1. ひとつのぶんく(れい:「あにはせがたかい」)
  2. そのぶん対義語たいぎごれたぶんをつけくわえる(れい:「わたしはせがひくい」)
  3. ふたつのぶんを「が」「けれど」でつなぐ(れい:「あにはせがたかいが、わたしはひくい」)
  4. できあがったぶんこえしてみ、しぜんかをたしかめる
  5. 気持きもち・うごき・かたちのジャンルをえて、もう一度いちどくりかえす

この練習れんしゅうをくりかえすと、対義語たいぎごをペアでおぼえるちからがついてきます。ひとつの言葉ことばまなぶときに、もうかたかた言葉ことばもいっしょにおぼえると、いちどにふたつの言葉ことばにふれられます。じてんを使つかうときも、ある言葉ことばのページに、反対はんたい意味いみ言葉ことばがのっていることがあります。じてんのかた国語こくごじてんのかた参考さんこうにしてみてください。

もうひとつのコツは、ニュースやほんなか対義語たいぎごくみをさがすことです。「うれしいニュース」と「かなしいニュース」、「がるおん」と「がるおん」のように、新聞しんぶん教科書きょうかしょなかには、対義語たいぎごのペアがたくさん使つかわれています。「あ、これは反対はんたい言葉ことばだ」とづくたびに、ノートにきとめておくと、自分じぶんだけの対義語たいぎごじてんがつくれます。にた意味いみ言葉ことばについてりたいひとは、類義語るいぎごつけかた もあわせてむと、言葉ことばのなかまをもっとひろかいできます。

対義語たいぎご意味いみ例文れいぶん見比みくらべる

テストまえ見直みなおしや作文さくぶんづくりにそのまま使つかえるように、よくてくる対義語たいぎごペアをかたちうごき・気持きもち・時間じかんのグループにけてまとめておきます。学校がっこうなら漢字かんじ中心ちゅうしんにしているので、ノートにきうつして自分じぶんよう一覧いちらんひょうにしてもよいでしょう。

言葉ことば

対義語たいぎご

使つか場面ばめん例文れいぶん

おおきい

ちいさい

あにおおきなパンを、おとうとちいさなパンをった

なが

みじかい

ながいえんぴつをおとうとにあげ、自分じぶんみじかいえんぴつを使つかった

たか

ひくい

あにはせがたかく、わたしはせがひくい

ひろ

せまい

ひろ公園こうえんとせまい路地ろじをくらべる

おも

かるい

ランドセルはおもいが、ふでばこはかるい

あかるい

くら

あかるい部屋へやでほんをみ、くらいろうかは早足はやあしとお

わたしは学校がっこうき、ともだちがいえ

はい

玄関げんかんてから、図書館としょかんはい

がる

がる

エレベーターががり、つぎにがる

ける

める

まどをけてから、るときにしっかりめる

本屋ほんやさんがほんり、わたしが

ける

いち回戦かいせんって、決勝けっしょうけた

うれしい

かなしい

点数てんすうがよくてうれしいが、ともだちのぶんかなしい結果けっかだった

しずか

にぎやか

あさはしずかなまちが、おまつりでにぎやかになる

あんしん

しんぱい

電話でんわてあんしんしたが、そのまえまではしんぱいだった

このひょう例文れいぶんは、そのまま日記にっき作文さくぶん使つかえるかたちでいてあります。「自分じぶんのせいかつのなかで、この対義語たいぎごペアはどんな場面ばめんてくるかな」とかんがえながらみかえると、自分じぶんらしいぶんつくりかえることができます。なんかいこえしてみると、あたまなか対義語たいぎごのペアがのこりやすくなります。

よくある疑問ぎもん

Q. 反対はんたい意味いみ言葉ことばふたつあるときは、どちらがただしいの。 A. どちらもまちがいではないことがおおいです。ぶんなかなんなにくらべているかをよくて、うほうをえらびましょう。
Q. 対義語たいぎごがない言葉ことばもあるの。 A. あります。たとえば「自転車じてんしゃ」や「ねこ」のような、ものをあらわ言葉ことばには、はっきりした対義語たいぎごがないことがふつうです。
Q. 「すき」の反対はんたいは「きらい」だけ。 A. 「きらい」のほかに「にがて」「すかない」もちか意味いみ使つかわれることがあります。場面ばめんによってつかいけてみましょう。
Q. みっ以上いじょう言葉ことばのグループに、反対はんたい言葉ことばがある。 A. 「はるなつあきふゆ」のようによっつのなかまがあるグループもあります。この場合ばあいは、はっきりした対義語たいぎごというよりも、よっつでひとつのものさしになっています。
Q. テストで対義語たいぎごこたえるときにをつけることは。 A. 問題もんだいぶんをよくみ、なにのものさしで反対はんたいをきいているのかをたしかめてからこたえましょう。